エウヒッペー
Εὐίππη
Euippe
Évippé(仏)

概要

この綴りは、杓子定規に読むと「エウイッペー」になります。 しかし一方で、この語は良いを意味するエウ(εὖ : eu)と馬を意味する語の女性形ヒッペー(ἵππη : hippe)の合成語であろうことも見て取れます。

ギリシア語では単独でh音を表す文字がありません。 語頭の母音に有気息記号()をつけることによって、h音を伴うことを示していますが、これはビザンチン時代以降の慣習で、古代ではそのような記号はなく、文字も大文字しかありませんでした。

本サイトでは、リストの元ネタである"高津春繁「ギリシア・ローマ神話辞典」岩波書店"がエウヒッペーとしていること、エウヒッペーと表記した方が元の意味が伝わりやすいと思われることから、「エウヒッペー」と表記してます。

ANOTHER "EUIPPE"
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