ギリシア神話における「大地」の女神。
ヘーシオドスによれば原初に存在したカオスの次に生じた(神統記 116-120行)ものの一つ。 これが、順番として次に生まれたのか、カオスから生じたのかは判然としない。 自らと同じ大きさを持つウーラノス(天空)を生み(神統記 126-127行)、山々、ポントスを自ら一人で生み出した。(神統記 129-132行) 更にウーラノスとの間にティーターン神族(神統記 133-138行)とキュクロープスたちを生んだ。(神統記139行) また、3人のヘカトンケイルを生んだ(神統記147-153行)が、神統記では、この三人にヘカトンケイルという呼び名は出てこない。