ニュクスへの讃歌

松明による燻蒸

女神たちの母 してまた 人間どもの母でもあるニュクスを私は歌おう。 [ニュクスこそ すべての源 我々がキュプリス(こいねが)うときはいつでも。] 聞き入れたまえ 浄福なる女神 ほのかにきらめく者 星々と共に輝く者よ 静寂を してまた やさしきあまたの眠りを嘉したまう女神よ 御身よろこび楽しみ夜通しの祭りを嘉したまう女神夢の母なる女神労苦の払い手 労苦のよろしき憩いを持つ者眠りもたらす女神 諸人にとり愛しき者 馬を駆る者 夜に輝く者終わり半ばの女神 地下の女神 そして 雄叫びあげて戻りきたる天空の女神この世のぐるりを天空にてさまよい駆け巡る踊り手よ 御身 地の底まで光をもたらしたもう。してまた 御身ハーデースに赴きたまい再び彼の地より逃れたまう。 御身いとも恐ろしき必然を すべて御したまう。 さてこそ いとも富める浄福なる女神ニュクス諸人に望まれる女神優しき女神嘆願者のあげる声を聞き届ける女神よ 御身の優しさに与れますように。 してまた 夜に輝く恐れを祓いたまえ。


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