困ったことに、本文に間違いがいくつかあります。 現在判っているミスは以下に示すとおりです。
P.21 メモ部 | 誤 | ヘーシオドス以降紀元前4世紀.... |
正 | ヘーシオドス以降紀元前5世紀.... |
紀元前5世紀頃には、ピンダロスやアイスキューロスが登場します。 単に打ち間違えなのですが、やはり完全な間違いといえるでしょう。
P.55 表 | 誤 | アムピュトリテー |
正 | アルクメーネー |
あまりにも大きな間違いで見過ごしてしまっていました(自爆)
何らかの理由があるとするならば、ヘーラクレースの父親の名前がアムピュトリュオーン。 それをムリに女性名詞で知っている形にしてしまったのかもしれません。 でも、アムピュトリュオーンは第三曲用(子音幹変化)、アムピュトリテーは第二曲用(O変化)で全然違う名詞変化の系列のハズなんですけど。
P.70 下段12行目 | 誤 | カドモスが母親に触れて.... |
正 | ペンテウスが母親に触れて.... |
ディオニューソス神を蔑ろにして罰を受けたのはペンテウスです。 カドモスはペンテウスの祖父にあたり、神がテーバイへと来たときに、ペンテウスに神を崇めるように諭しました。
P.167 メモ部 | 誤 | 勇名なのは |
正 | 有名なのは |
「勇名」とは武勇があると言う名声のこと。 勇名は「馳せる」たり「とどろかす」ものであって、「勇名な」という表現はしません。
P.272 下段2行目 | 誤 | 象牙を掘って |
正 | 象牙を彫って |
象牙は彫刻するものですから「彫る」が正しいですね。 ツルハシやスコップで「掘って」しまってはイケマセン(笑)
ギリシア文字のκはCに、χはCHに一般に置き換えられます。 本書の中ではその置き換えが徹底していなかった部分があります。
但し、NIKEは例外としました。 ΝικηをNiceとしてしまうと別の単語になってしまうからです。
P.117 下段1行目 | 誤 | Alkmene |
正 | Alcmene | |
P.127 下段3及び6行目 | 誤 | Mykes |
正 | Myces |
P.7(目次見出し上段), P.45 上段1行目, P.47 図中, P.74 見出しおよび摘要, P.74 上段3行目, 同下段7行目, P.75 17行目, P.114 表中8段目 | 誤 | ヘスティア |
正 | ヘスティアー | |
P.8(目次見出し下段), P.131 見出し | 誤 | メネア |
正 | ネメア | |
P.46 上段2行目, P.74 下段10行目 | 誤 | テミス |
正 | メーティス | |
P.47 図中 | 誤 | ウーラノスとガイアが「ティーターン神族」に含まれている |
正 | ウーラノスとガイアは「ティーターン神族」に含まれない | |
P.48 下段12行目 | 誤 | プレグアイ |
正 | プレグライ | |
P.51 10行目 | 誤 | カシス |
正 | カシオス | |
P.57 下段9行目, P.62 下段5行目 | 誤 | イーリアス |
正 | オデュッセイアー | |
P.57 神話メモ中 | 誤 | ネプトゥーノス |
正 | ネプトゥーヌス | |
P.102 上段12行目 | 誤 | オーケアノス女神 |
正 | オーケアノス神 | |
P.125 神話メモ中 | 誤 | 海に住む怪物でケートー |
正 | 海に住む女神でケートー | |
P.295 14行目 | 誤 | アムピュトリテー |
正 | アムピトリーテー |
P.232 上段,エリスと黄金のリンゴのエピソード | 誤 | メネラーオスとヘレネーの結婚式 |
正 | ペーレウスとテティスの結婚式 |
なんでこんな間違いをしてしまったのか、今となっては理解できません。 時系列がとんでしまうので、本文の修正は困難です。
どうしよう??