『早わかりギリシア神話』FAQ

4. Q. P.171に出てくるゼーテースはテーセウスと同じ人でしょうか。
A. まったくの別人です。 ゼーテースは北風の神ボレアースの子で、カライスのの兄弟(どちらが兄かは判然としません。もしかしたら双子なのかもしれません)。 一方テーセウスはアテーナイの民主化を行ったとされる英雄で、父親はアイゲウスというのが一般的な見方です。
カナ表記ではP音とPH音、C音とCH音、T音とTH音、L音とR音の区別がつきません。 本文ではアルファベットに直した表記を併記していますので、そちらも参考にされるとわかり易いと思います。
3. Q. 私に啓示を与えた存在は、ゼウスなのでしょうか。
A. それは、啓示を受けていない私には判りかねます。
啓示を与えた存在が名乗った時、ゼウスの別名であるというのであればそうなのかもしれません。 啓示そのものの信憑性、または啓示を受けたことそのものに対する信憑性に関しましては、このサイトや著者の力量を大きく逸脱してしまうものです。
2. Q. p.299のメモに書いてあるουρονと Ωριωνにはアクセント記号がありません。
2音節以上の単語にはアクセント記号があるハズで、アクセント記号がない場合にはすべて大文字でタイプするべきではないでしょうか。
A. アクセント記号がないのは、写植システムの制限によるものです。
本来はアクセント記号がない場合には大文字で書くべきなのでしょうが、全てを大文字で書くと、手元の辞書ではOriginal Rootになって しまいます。
複数の書法を使い分けることは混乱を招くと判断して、全て大文字でタイプすることは本書では不適切であると判断致しました。
元の質問は「アクセント(トノス)」と書いてありました。
ボケな私はトノスというのが接尾辞のτονοςとカン違いして、質問をされた方にはトンチンカンな回答を返してしまいました(汗)
Original Rootというのは派生語ではない単語のことで、辞書によっては全て大文字の見出し語となります。
固有名詞の語頭だけを大文字とするのは英語などでも見かける書法なので、そのまま書きました。 一方、Original Rootをすべて大文字でタイプアウトするというのは、一般の方には馴染みのない書法であり、読者の混乱を招くと判断致しました。
1. Q. 本に出てくる固有名詞が、私の知っている名前と違います。
A. ギリシア神話に登場する固有名詞は、いろいろな読み方が存在します。 元のギリシア語にしても方言などによって、いろいろな呼び名があります。 本文の固有名詞の表記があなたにとって違和感のあるものであるならば、ご自分の慣れた表記に読み替えて読まれることをお奨めします。 これは、私が他の本を読むときにしていることでもあります。

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