エウリュテー
Εὐρύτη
Euryte

概要

ニンフの一人。 ポセイドーンによってハリロティオスの母となった。 (アポロドーロス, 『ギリシア神話』, 3.14.2)

出自

不詳。

神話

系譜を説明するための名前以上の情報がない。

引用

アポロドーロス, 『ギリシア神話』, 3.14.2

Κέκροψ δὲ γήμας τὴν Ἀκαίου κόρην Ἄγραυλον παῖδα μὲν ἔσχεν Ἐρυσίχθονα, ὃς ἄτεκνος μετήλλαξε, θυγατέρας δὲ Ἄγραυλον Ἕρσην Πάνδροσον. Ἀγραύλου μὲν οὖν καὶ Ἄρεος Ἀλκίππη γίνεται. ταύτην βιαζόμενος Ἁλιρρόθιος, ὁ Ποσειδῶνος καὶ νύμφης Εὐρύτης, ὑπὸ Ἄρεος φωραθεὶς κτείνεται. Ποσειδῶνος δὲ <εἰσάγοντος> ἐν Ἀρείῳ πάγῳ κρίνεται δικαζόντων τῶν δώδεκα θεῶν Ἄρης καὶ ἀπολύεται.

ケクロプスアクタイオスの娘アグラウロスを娶って、子なくして世を去った一子エリュシクトーンと、娘たちアグラウロスヘルセーパンドロソスを得た。 アグラウロスアレースよりアルキッペーが生れた。 彼女をポセイドーンニムフエウリュテーの子ハリロティオスが犯さんとするところをアレースに見つけられて殺された。 ポセイドーンの(訴えにより)十二神が裁判官となってアレースは「アレースの丘」において裁かれ、無罪となった。
(高津春繁 訳)

ANOTHER "EURYTE"
エウリュテー (ヒッポダマースの娘)
エウリュテー (ニンフの一人)

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