練習 3.6
課題文
τῆς ἀρετῆς ἆθλον ἡ τιμή.
語彙
文中の語 | 見出語形 | 品詞 | 変化形 | 主な意味 |
τῆς | ὁ | 定冠詞 | 女性/単数/属格 | ἀρετῆςにかかる |
ἀρετῆς | ἀρετή | 女性名詞 | 単数/属格 | 徳 |
ἆθλον | ἆθλον | 中性名詞 | 単数/主格 | 報酬, 賞品 |
ἡ | ὁ | 定冠詞 | 女性/単数/主格 | τιμήにかかる |
τιμή | τιμή | 女性名詞 | 単数/主格 | 名誉 |
脚注
特になし。
出典と翻訳
不明。 ただし、アリストテレース, ニーコマコス倫理学, 1123b. 35には
τῆς ἀρετῆς γὰρ ἆθλον ἡ τιμή, καὶ ἀπονέμεται τοῖς ἀγαθοῖς.
名誉とは卓越性ないしは徳に対する報償なのであって、それはよきひとびとに配されるものなのである。
(高田三郎 訳)
という記述がある。
メモ
基本的な構造は、τιμήはἆθλονである、ということ。 ἆθλονはどんなἆθλονかというと、τῆς ἀρετῆςがかかってくる。 つまり、「τιμήはἀρετήのἆθλονである」、ということが文意。