練習 4.3

課題文

ἐν οἴνῳ ἀλήθεια.

語彙

文中の語 見出語形 品詞 変化形 主な意味
ἐν ἐν 前置詞(与格支配) この語は変化しない ~の中に
οἴνῳ οἶνος 男性名詞 単数/与格 (ブドウ)酒
ἀλήθεια ἀλήθεια 女性名詞 単数/主格 真実

脚注

ἐνはアクセントを持たない(Cf. §§47-48)。

出典と翻訳

テキストでは出典を明記していないが、ゼーノビオス, 『格言集』, IV. 5

ἐν οἴνῳ ἀλήθεια· παροιμία· παρόσον ὁ οἶνος τοὺς ἐμπιπλαμένους αὐτοῦ ὁποῖοι εἰσὶ παραδείκνυσι.

酒に真実あり、(これは)格言(であるが)、酒がそれをガブ飲みするような人たちに関する限りでは、酒に関してそのように言う人たちがいる、ということを表している。
(仮訳)

といった記述がある。

メモ

εἰμίの変化形ἐστι(ν)が省略されていると思われるが、この場合のεἰμίは「~が存在する」くらいの意味に読むのが適切と思われる。 従って基本構造は、ἀλήθειαがある、となる。 それはどんな場所にかというと、ἐν οἴνῳに、ということ。 つまり、「οἶνοςの中にἀλήθειαがある」、というのが文意。


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