練習 12.3
課題文
ταῦτα μὲν ἔλεξεν, ἔδρασε δὲ τάδε.
語彙
文中の語 | 見出語形 | 品詞 | 変化形 | 主な意味 |
ταῦτα | οὗτος | 指示代名詞 | 中性/複数/対格 | それ, その |
μέν | μέν | 小辞 | この語は変化しない | 一方で |
ἔλεξε | λέγω | 動詞 | 三人称/単数/アオリスト/直説法/能動態 | 言う |
ἔδρασε | δράω | 動詞 | 三人称/単数/アオリスト/直説法/能動態 | 行う, する |
δέ | δέ | 小辞 | この語は変化しない | 他方では |
τάδε | ὅδε | 指示代名詞 | 中性/複数/対格 | これ, この |
脚注
特になし。
出典と翻訳
不明。
メモ
指示代名詞ταῦταおよびτάδεの形を把握することが、本課題文の主旨と思われる。
「それらのことども(ταῦτα)を彼(または彼女)はλέγωした一方(μέν)で、他方では(δέ)δράωしたのはこれらのことども(τάδε)であった(≒言っていることと、やっていることが違っていた)」くらいが文意と思われる。
アオリストを格言的(gnomic)に読んで、「彼(または彼女)はそれらのことども(ταῦτα)をλέγωする一方で、δράωすることといえば、このようなことども(τάδε)である(ような人なのだ)」と読むことも可能ではあると思う。