§13.

§13. apostropheとcoronis

無気記号( )と同じ形をした記号を使うことが、以下に示す2つのケースである。

1. 母音省略(または省音, elision) 短母音で終わる語の直後に(有気であれ無気であれ)母音で始まる語が続くとき、語末の短母音は省略される。 このことを母音省略(または省音, elision)という。 このときに使われる記号はapostropheという。

2. 母音縮合(または融音, crasis) 母音で終わる語の直後に(有気であれ無気であれ)母音で始まる語が続くとき、連続する二つの母音が融合(contraction)して一つの母音となり、あたかも1語のように表記されることを母音縮合(または融音, crasis)という。 このときに使われる記号はcoronisという。


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