ヒッポトスの子。 リパロスの娘キュアネーを娶り、リパラ島を領有した。 (ディオドーロス・シクルス, 5.7.6)
父はヒッポトス。 母は不詳。
ヒッポトスの子。 リパロスの娘キュアネーを娶り、リパラ島を領有した。 後に義父の願いによりイタリアのスレントゥムに土地を確保し、土地の支配権を義父に譲った。 (ディオドーロス・シクルス, 5.7.6)
τούτου δὲ γεγηρακότος Αιὄλον τὸν Ἱππότου μετά τινων παραβαλόντα εἰς τὴν Λιπάραν τὴν τοῦ Λιπάρου θυγατέρα γῆμαι Κυάνην: καὶ τοὺς λαοὺς κοινῇ μετὰ τῶν ἐγχωρίων πολιτεύεσθαι ποιήσας ἐβασίλευσε τῆς νήσου. τῷ δὲ Λιπάρῳ τῆς Ἰταλίας ἐπιθυμοῦντι συγκατεσκεύασεν αὐτῷ τοὺς περὶ τὸ Σύρρεντον τόπους, ὅπου βασιλεύσας καὶ μεγάλης ἀποδοχῆς τυχὼν ἐτελεύτησε: ταφεὶς δὲ μεγαλοπρεπῶς τιμῶν ἔτυχεν ἡρωικῶν παρὰ τοῖς ἐγχωρίοις.
この指導者が年老いてしまうと、ヒッポトスの子アイオロスが、何人かの仲間といっしょにリパラ島へ渡り、リパロスの娘キュアネを妻にした。 そして、配下の人びとには地元民と共同で市を運営して行くようにさせ、自分は島の王となった。 また、リパロスがイタリア本土を領有したがっていたので、これを助けてスレントゥム一帯の地を確保させ、後者はこの地の王となり、非常な歓迎を受けた後ここで生涯を終えた。 そして、盛大な式典による埋葬の後、地元民の間で英雄として祀ってもらった。
(飯尾都人 訳)
アイオロス (風の支配者) |
アイオロス (の孫) |
アイオロス (ポセイドーンの子) |
アイオロス (クリュティオスの父) |
アイオロス (イオペーの父) |
アイオロス (デウカリオーンの子) |
アイオロス (ヒッポトスの子) |