ポリュイードスの子。 エウケーノールの父。 (パウサニアース, 「ギリシア案内記」, 1.43.5)
父はポリュイードス。 母は不詳。
系譜を説明するための名前以上の情報がない。
ディオニュシオンの入口のそばに、アステュクラテイアとマントの合葬墓。 二人は、メランプスの子アバスの子コイラノスの子ポリュイドスの娘である。 メランプスは、アルカトゥスがわが子カリポリスを殺した際に、メガラまで来て王のけがれを払ってやった。 ポリュイドスはディオニュソスのために神域を造営して木彫神像を奉納した。 像は今日では顔以外を包込み、顔だけ出している。 この像のそばに立つサテュロスはプラクシテレス作で、パロス産大理石造り。 ディオニュソス像には「父祖伝来の神」という異名がある。 もう一体は「ぶどうの葉茂らすディオニュソス」で、ポリュイドスの子コイラノスの子エウケノルの奉納像だ、という。
(飯尾都人 訳)
コイラノス (メラムプースの子孫) |
コイラノス (メーリオネースの戦車の御者) |
コイラノス (リュキア人) |
コイラノス (ミーレートスの人) |
コイラノス (ポリュイードスの子) |