そうだ、明日だ。 あなたの国の家、いやまたどこであろうとあなたの好きな所、たとえガイアの子ティテュオスに会いに行く黄金の髪のラダマンテュスを連れて行った時に、そこを見たわれらの国の人たちがいちばん遠いと言うエウボイアよりもはるかに遠くであろうとも、あなたは眠って横になり、その間に人は静かな海を漕いでゆく。
(呉 茂一 訳)
そこにはまた、ポイボス・アポロンがかたどられていた。
まだ大人になっていないたくましい少年は、大胆にもヴェールを摑んで
かれの母君を引いて行く巨漢ティテュオスを矢で射ていた。
これは、尊いエラレが生み、そして大地 が育てもう一度生んだ者だ。
(岡 道男 訳)