練習 9.8
課題文
αἱ πονηραὶ ἐλπίδες, ὥσπερ οἱ κακοὶ ἡγεμόνες, ἐπὶ τὰ ἀμαρτήματα ἄγουσιν.
語彙
文中の語 | 見出語形 | 品詞 | 変化形 | 主な意味 |
αἱ | ὁ | 定冠詞 | 女性/複数/主格 | にかかる |
πονηραί | πονηρός | 形容詞 | 女性/複数/主格 | 悪い, 卑劣な |
ἐλπίδες | ἐλπίς | 女性名詞 | 複数/主格 | 希望 |
ὥσπερ | ὥσπερ | 副詞 | この語は変化しない | ちょうど~のように |
οἱ | ὁ | 定冠詞 | 男性/複数/主格 | にかかる |
κακοί | κακός | 形容詞 | 男性/複数/主格 | 悪い |
ἡγεμόνες | ἡγεμών | 男性名詞 | 複数/主格 | 案内人, 指導者 |
ἐπί | ἐπί | 前置詞 | この語は変化しない | (対格の)上に, 方へ |
τά | ὁ | 定冠詞 | 中性/複数/対格 | にかかる |
ἁμαρτήματα | ἁμάρτημα | 中性名詞 | 複数/対格 | 過失 |
ἄγουσιν | ἄγω | 動詞 | 三人称/複数/現在/直説法/能動態 | 導く, 連れて行く |
脚注
ὥσπερのアクセントについては、P. 31, §51.を参照のこと。
出典と翻訳
不明。
メモ
課題文としては、ἐλπίδες, ἡγεμόνες, ἁρματήματαが第三変化名詞と理解するのが主眼と思われる。 カンマで区切られたὥσπερ節はその直前のαἱ πονηραὶ ἐλπίδεςについて言い換えてることに気づけば、「πονηρόςなἐλπίς(複数)というものは、ちょうど(ὥσπερ)κακόςなἡγεμών(複数)のように(ὥσπερ)、ἁρμάτημα(複数)の方へと(ἐπί+対格)ἄγωする」くらいの内容が文意になるであろうと思われる。