練習 11.4
課題文
βεβαία ἡ πόλις ἧς δίκαιοι οἱ πολῖται.
語彙
文中の語 | 見出語形 | 品詞 | 変化形 | 主な意味 |
βεβαία | βέβαιος | 形容詞 | 女性/単数/主格 | 確固とした |
ἡ | ὁ | 定冠詞 | 女性/単数/主格 | πόλιςにかかる |
πόλις | πόλις | 女性名詞 | 単数/主格 | ポリス, 都市国家 |
ἧς | ὅς | 関係代名詞 | 女性/単数/属格 | ~するところの人(物) |
δίκαιοι | δίκαιος | 形容詞 | 男性/複数/主格 | 正しい |
οἱ | ὁ | 定冠詞 | 男性/複数/主格 | πολῖταιにかかる |
πολῖται | πολίτης | 男性名詞 | 複数/主格 | 市民 |
脚注
特になし。
出典と翻訳
不明。
メモ
形容詞βεβαίαはテキストでは語尾のαの上にマクロン(長音記号)がついているので、これは女性/単数/主格であることがわかる。 中性/複数であればこの語尾は常に短い。 従って、βεβαίαはπόλιςと性/数/格が一致している。 この文の主要な構造はἐστι(ν)が省略されていると見て、「πόλιςはβέβαιοςである」というのが基本構造。
その上で、どのようなπόλιςがβέβαιοςであるのかという説明に、本課の学習項目である関係代名詞ἧςを用いて、「そのπολίτηςたちがδίκαιοςであるような」としている。
それらを考え併せると、「そのπολίτηςたちがδίκαιοςであるπόλιςはβέβαιοςである」くらいの内容が文意であると思われる。