練習 12.6
課題文
οἵδε οἱ νέοι οὐκ ἐθέλουσι πιστεύειν ἐκείνῃ τῇ γυναικί.
語彙
| 文中の語 | 見出語形 | 品詞 | 変化形 | 主な意味 | 
| οἵδε | ὅδε | 指示代名詞 | 男性/複数/主格 | この, これ | 
| οἱ | ὁ | 定冠詞 | 男性/複数/主格 | にかかる | 
| νέοι | νέος | 形容詞 | 男性/複数/主格 | 若い, 新しい | 
| οὐκ | οὐ | 否定辞 | この語は変化しない | ~ない | 
| ἐθέλουσι | ἐθέλω | 動詞 | 三人称/複数/現在/直説法/能動態 | 欲する | 
| πιστεύειν | πιστεύω | 動詞 | 不定詞/現在/能動態 | (与格を)信頼する | 
| ἐκείνῃ | ἐκεῖνος | 指示代名詞 | 女性/単数/与格 | あの, あれ | 
| τῇ | ὁ | 定冠詞 | 女性/単数/与格 | γυναικίにかかる | 
| γυναικί | γυνή | 女性名詞 | 単数/与格 | 女性, 妻 | 
脚注
特になし。
出典と翻訳
不明。
メモ
οἵδεおよびἐκείνῃが指示代名詞であり、その変化形と意味を把握することが、本課題文の要旨であると思われる。
νέοιは形容詞であるが、定冠詞οἱがつくことで名詞として機能している。 男性/複数なので、ここでは「νέοςな男たち」くらいの意味。 ここに指示代名詞οἵδεがかかってきている。
不定詞の否定は一般的にμήなので、否定辞οὐκは動詞ἐθέλουσιにかかっている。
これらを整理すると、「この(οἵδε)νέοςな男たちは、あの(ἐκείνῃ)γυνήをπιστεύωすることをἐθέλωしていない」くらいの内容が本課題文の文意であると思われる。