練習 15.2
課題文
οὐδείς ἐστι σοφώτερος σοῦ, ὦ Σώκρατες.
語彙
文中の語 | 見出語形 | 品詞 | 変化形 | 主な意味 |
οὐδείς | οὐδείς | 形容詞 | 男性/単数/主格 | 誰も~ない |
ἐστι | εἰμί | 動詞 | 三人称/単数/現在/直説法/能動態 | ~である, 存在する |
σοφώτερος | σοφός | 形容詞 | 男性/単数/主格(比較級) | 賢い |
σοῦ | σύ | 人称代名詞 | 男性/単数/属格 | あなた |
ὦ | ὦ | 間投詞 | この語は変化しない | 呼格に先立つ |
Σώκρατες | Σωκράτης | 男性名詞 | 単数/呼格 | ソークラテース(人名) |
脚注
οὐδείς 「誰も~ない」(P. 145, §192.)
出典と翻訳
不明。
メモ
人称代名詞σοῦの形を意味を把握することが、本課題文の主旨と思われる。
σοφώτεροςが比較級なので、σοῦの属格は比較の対象を表す属格。
まとめると、「σύよりも(属格)σοφόςな(人は)誰もいませんよ(οὐδείς ἐστι)、ねぇ(ὦ) Σωκράτηςさん」くらいの内容が、本課題文の文意と思われる。