カリスたちの一柱。 (パウサニアース, 「ギリシア案内記」, 9.35.2)
不詳。 一般的なカリスたちに関する伝承では、父親はゼウス。 母親はエウリュノメー。 (ヘーシオドス, 「神統記」, 907-909行)
カリスたちの一柱として名前が挙がっている以上の情報がない。 (パウサニアース, 「ギリシア案内記」, 9.35.2)
以上の名称も女神にふさわしいが、アテナイでの呼び名も似つかわしい。 アテナイでも昔からカリス女神アウクソとヘゲモネを祀っている。 また、カルポは「優雅」女神カリスではなく、「季節」女神ホラの名である。 アテナイではもう一柱のホラ女神をタロと命名し、パンドロソスといっしょに祀っている。
(飯尾都人 訳)