練習 15.8
課題文
ὡς μακρὰ ἦν ἡ ἐπιστολή σου ἡ πρὸς ἐμέ.
語彙
文中の語 | 見出語形 | 品詞 | 変化形 | 主な意味 |
ὡς | ὡς | 副詞 | この語は変化しない | なんと |
μακρά | μακρός | 形容詞 | 女性/単数/主格 | 大きい, 長い |
ἦν | εἰμί | 動詞 | 三人称/単数/未完了/直説法/能動態 | ~である, 存在する |
ἡ | ὁ | 定冠詞 | 女性/単数/主格 | ἐπιστολήにかかる |
σου | σύ | 人称代名詞 | 男性(女性)/単数/属格 | あなた |
ἡ | ὁ | 定冠詞 | 女性/単数/主格 | πρὸς ἐμέにかかる |
πρός | πρός | 前置詞 | この語は変化しない | (対格へ)向って |
ἐμέ | ἐγώ | 人称代名詞 | 男性(女性)/単数/対格 | 私 |
脚注
特になし。
出典と翻訳
不明。
メモ
人称代名詞σουとἐμέの形と意味を把握することが、本課題文の主旨と思われる。
二つ目の定冠詞ἡはπρὸς ἐμέにかかっていると思われる。 これは名詞化というよりもπρὸς ἐμέをἐπιστολήと同格にすることにより、限定的な位置の形容詞(P. 12, §21.)として機能させるためのように思われる。
ὡςは接続詞として「~ということ」という意味で使われることが少なくないが、ここでは副詞として「なんと」くらいの意味と思われる。
まとめると、「なんと(ὡς) ἐγώ宛ての(πρός) σύのἐπιστολήはμακρόςだった(ἦν)ことでしょう。」くらいの内容が、本課題文の文意と思われる。